ジネン塾2024
ジネン塾・塾生募集
場所:長野県上田市 最寄り駅北陸新幹線「上田」駅よりバス(30分・土日祝は運休)、もしくは自家用車(20-30分)
募集人数:25名(2コース合わせて)
塾生期間:2024年6月田植えから一年間
日程:田植え2024/6/8(土) – 9(日)両日、稲刈り9/28(土) – 29(日)、脱穀10/12(土)予定
(気象や成長の度合いで一週遅くなる可能性もあります)
1プライベートレッスンコース(定員15名)
2プライベートレッスンコース(定員10名)
2024年度ジネン塾開催にあたって
2024年の春、1年を通してジネンを学ぶ、9年目のジネン塾の開催です。誰に言われるのでもなく、寒さの中、きちんと春に芽吹く大自然の仲間と同じく、あなたは日々を健やかで元氣いっぱい、エネルギッシュに過ごされているでしょうか?春に芽吹ける青草のように梅や桜のように、エネルギーを冬に蓄えているでしょうか?天然自然の法則にのっとっていれば人間もそれができるんだろうなぁと年々感じています。それは、自分が一年中健康で元気になったからです!なんと19年目!!
自分自身やZEN呼吸法の呼吸アドバイザー達は皆、年齢に関係なく、40代も70代も等しく、「人生で今日が一番健康で元気です!」と自信を持って言えているという現実があります。元気でない人が増殖し続けている現代日本、歳だから、ではありません。この違いはジネンに生きているか、ジネンに反して生きているか、それだけです。
ジネンてなんぞや?新刊にも書きましたが、だからこそのジネンを学ぶ塾なのです。実際に長野県上田市に来て頂き、ご自身の体がジネンを取り戻していくことが大事だと思っています。正しい姿勢で田畑で身体を動かし、疲れて温泉にドボン、そして爆睡。時間をかけて学んでいくことの重要さも同時に知ることになるでしょう。自然界(人間界も含む)はそんなに甘くないです(笑)。なんでもすぐにできるようになる、と勘違いするようになった現代人に喝!です。
「いつから不健康に?」
そもそも、私たちは健康で生まれ(今は母体の低体温が過ぎて赤ちゃんが紫ちゃんや白ちゃんになっているとも聞きます)、元気に生きられるように創られています。いつ赤ちゃんの形になるの?それってどうやって?骨とか血管、内臓、筋肉、どうやって形になるの?それは大自然の摩訶不思議によって、です。人間では到底想像もできないような摩訶不思議、これがジネンです。
あなたの内臓も骨も血管も全て、ご両親がつくったのではありませんよね。どうやって創られたのでしょうね!あなたの出発は卵子と精子というたった2つの細胞です。これこそがまさに「ジネン」の働きです。大自然の大神秘です。人間はジネン、なのです。そういうことなのです。ZEN呼吸法は内臓さんのお勉強をします。内臓一つ一つは到底人間が創れるような代物ではありません、まずはその不思議に気づくことからです。
どこかに痛みやこり、症状や不調がある場合、それは自然界から「体の使い方がジネンに反していますよ、不自然に体を使いすぎていますよ。」というメッセージ。天然自然の法則から外れていることを自然物である体は教えてくれます。正しく、つまりジネンに使っていれば不調は起こりません。不調は不調和、ですから。
自分のいたみを何かのせいにしたり、誰かに治してもらおうとして治りません。だって自分が作っているのですもの。だから誰も健康になれないのです。自分の身体を見ることをせず、自分がよりよく生きようという努力を怠ってしまった結果が今、身体から受けている状態、いわば通知表です。不調は自らがクリエイトしている、ということに気づけばそれらの症状をつくらないような体の使い方に戻せばよい、ということがわかります。
非常にシンプルです。ZEN呼吸法はやり方ではなく、あり方。今どうしているか、どんな姿勢でどんな呼吸をしているか、健康な状態で生きているか、不健康な状態で生きているか、ですから何かをわざわざする、ほかの運動等とは異なります。
ZEN呼吸法ジネン塾はそれを自然の中で学んでいく、しかも稲作という自分の体をつくる日本の主食である農作物、エネルギーの源、米を育てるという農の勉強と、プライベートレッスンがついた大変お得な年間コースです。
「ジネン」とは?
「しぜん」という言葉がすっかり定着している現代日本ですが、本来は「ジネン」と読んでおり意味が全く違ったそうです。実は「しぜん」は新しい言葉で、明治三十年代に英語のNATUREの訳語として使われました。日本人は人としぜんを分けて考えるという発想もありませんでしたから、しぜんという言葉が存在しておらず、自然の読み方はジネンだったそうなのです。Natureは人としぜんの間に境界線を引き、その二つを分けるという考え方の下にある言葉。そしてそこから「自然(しぜん)」という言葉が使われるようになり、日本人も人間としぜんを分けて考えるようになったということなんだそうです。
2017年に鈴木大拙氏の音声CDを金沢の鈴木大拙館で購入しましたら、ちょうどこの自然に対する西洋と日本の考えについて語っておられました。
「西洋では自然は征服(conqure)するものであり、自然を抑え込む、やっつけると考える。日本は自然に抱かれている、自然の懐にある、自然に生かされている畏敬の対象であると考える。」
大きな山も岩も、そこに流れる水も、どこからか飛んできて生える生命力溢れる草も何千年も生きる木々も、田んぼにいる大きな蜘蛛もオケラもカエルも小さな虫たちも。土の中にいる目に見えない微生物たちも。そして人も同じ「ジネン」なのです。
そこに自ずから然らしめる、ありのままに、あるがままに、それがジネン。自ずから然るもの、人間の采配が関係ないもの、それこそがジネン。人間も間違いなくジネンです。
その大いなる自然物すべてに神様がいると拝んでいた、日本の八百万の神という思想はとても豊かだと感じます。人間の想像力をはるかに超える大宇宙の神秘によって、今、まさにあなたは無意識な状態で、数の子より小さな数億個の肺胞に絡まった静脈と動脈でガス交換をしている、つまり無意識のうちに呼吸をさせてもらっている。この営みの不思議こそがまさに「ジネン」でしょう。私たちは自分で呼吸をしているわけではないのです。呼吸をしてもらっている、させてらっている、ということです。そこにようやっと気づけたのです。
ジネンを忘れた不健康時代
あなたの呼吸は今、のびのびと、数千年の時を経た巨木のようなどっしりと深い温かみのある呼吸でしょうか。それともプラスチックのような軽くて浅い、冷たい呼吸でしょうか。
本来のありのままの姿はどちらなのでしょう。むくむくと成長を続ける赤ちゃんの呼吸は実に完璧な腹式呼吸です。体は柔らかく坐り姿勢は背中が真っすぐでまるで仏像のようにどっしりと肚が坐っています。上半身の緩み加減は完璧なお手本です。しかしこの自然と切り離した生活にしてしまった現代社会で、大人も子どももその姿勢はそれはもう本当に崩れています。もとい、自分で崩しています。見渡せば、3歳くらいで既にジネンでない姿勢と呼吸になっている子どもたちがほとんどではないかと感じています。その点、野山を駆け回り身体を動かしている山の子どもたちの体は美しいです。
姿勢が不自然だと身体はとてもしんどくなり、気が付けば現代は皆、呼吸が硬く浅く、速いものになりました。本来の「ジネン」を呼吸が失っていくと酸欠になり、免疫も下がり、栄養が不足し、不調や病気になっていくのは当然の結果ではないでしょうか。自らの免疫力や自然治癒力も下がっていく、そう考えると至極納得がいくのです。
高校時代から31歳まで続いた絶不調時代は、まさに頑張りすぎ、力を入れすぎ、休むことをしない、ジネンでない状態にし続けた結果でした。自然界と自分をバッサリ切り離した、まさに不自然な状態だったのです。ジネンが乱れたこと、調和がとれていないこと、不調和こそがまさに不調です、自分で乱した調和を自分で調えていく、それをジネン塾で学んでいくのです。如何に不自然に、ジネンに反して使ってきたか、まずはそこに気づくことからです。
自然の一部に戻った喜び
ZEN呼吸法に出逢い、諦めていた健康や、自分自身を「健康が止まらない!」と言えるようになってから、様々なことが変わりました。息を変えただけに「息方」が180度変わりました。中でも2007年、福島県会津地方の無農薬無化学肥料の田んぼに入った瞬間は、なんというかもう、足の裏から大地のエネルギーがぎゅんぎゅんと入り込み、まるで植物になったかのような不思議な感触でした。
数十兆個と言われる自分の肉体である細胞一つ一つに土のエネルギーが行き渡り、細胞が嬉々としているような初めて味わう喜び、気が付いたら水を張った田んぼの中で小躍りしていました。それを見た米農家さんは「気持ちい~でしょう。ご先祖はみんなやっていたからねぇ。」と笑っていました。
お米を頂く、命を、元氣を頂くことの尊さに改めて感動することができました。ちなみに「氣」という漢字はお米を炊くときに出る湯気のことなんですって!ですからやっぱりお米を炊いて食べなくちゃ元氣になれないのです。
楽しい!と何度も足を運んでくれたジネン塾生たちのキラキラしたお顔も印象的でした。
これぞまさに人も大地も稲も、とめどなく生えてくる草も周りにいる虫たちも皆、 仲間であり同じジネンなのだと実感する貴重な半年となりました。
7年間、満足に収穫できたのはまだ農薬や化学肥料が残っていた1年目のみ。だんだん取れなくなってきましたが昨年、原因を究明していただき、ちょっと改良を始めています。今年はどうなるでしょうか!
そう、自然界は厳しいのです。だからこそ、強くあれるように努力が必要だと痛感します。人間がするのはそのちょっとしたお手伝い。苗が生長できるように最高によい状態にしておく、つまりは毎日のZEN呼吸法と一緒だなと感じます。2021年からハウスで育苗にチャレンジ、つまり籾から稲作を全て自分たちの手で行ったのです。収量は350kgと決して多くはなかったのです、達成感は無限大でした。
さて、2022年は今度は田んぼで育苗にチャレンジ、初めての昔ながらの畦塗りをした田んぼは、2022年、前回よりはちょっと増えましたがやはり浅いほうが草に負けてしまいました。毎年毎年チャレンジが変わります。これも続けているからこそ味わえる醍醐味であり、とにかく大変で楽しい!!大変が楽しい!!!
田んぼだけでなく山にはやることがいっぱいです!
生きてるという紛れもない事実を教えてくれるジネン塾、どうぞご期待下さい!
真田の郷 信州上田
長野県上田市のご縁があって譲り受けることになった田んぼや明治元年築の民家の横には、先人たちが歩いていた善光寺道があります。今は竹が生い茂りもう使われていませんが、川中島の戦いで武田信玄が間違いなく通った道だそうです。継承させていただくことになった民家は屋号を関塚と言ったそうで、まさにそのあたりが関所であったのだろうといわれています。日本の歴史を感じます。
上田は真田幸村や真田紐で知られる、真田の地であります。譲り受けた土地は、昔、桑畑であったほぼ山林化した畑や山地があります。清涼な空気の中、小さな川を流れる水の音を聞きながらする呼吸は格別です。田畑や山で昔の人が普通にやっていたように自然物として自然と共生する、そんな場をZEN呼吸法ジネン塾は提供していきます。
コンクリートの中でコンクリートのように固まってしまった心と身体をゆるりとゆるめる場所、自分のもつジネンの力を目いっぱい使い、草のようにたくましく息る術を取り戻す場、ZEN呼吸法ジネン、2024年、第9期スタートです!!
椎名由紀と自然体験&プライベートレッスン
春から秋にかけて、ジネンは恵みをたくさん与えてくれます。フキノトウに始まり、こごみやタラノメ、行者ニンニク、ワラビ、梅、タケノコ、その間数えきれない草引き、草刈りで疲弊はしますが、お米の生長を眺めながら過ごす暑い夏もまた格別です。秋にはキノコ、裏山でとれる松茸、柿、リンゴ、などなど。来ていただいたその時期にきっと何かしらの自然の恵みを頂けることでしょう。もちろん体を動かして、です。
自然体験をしたあとはお茶を飲みゆっくりZEN呼吸法をいたしましょう。自然の中で緩んだ体で呼吸をすると、いつもより深い呼吸ができることは言うまでもありません。
終了後は温泉へご案内もできます。車で5分、20分、30分、温泉が沢山湧いています。
それこそまさにジネン、自然界のありがたい恵みをたくさん受け取りましょう。料理も皿洗いも汲んできた温泉のお湯を使います。
東京での椎名由紀のプライベートレッスンは2時間で33,000円です。ですからZEN呼吸法ジネン塾はとてもお得です。(毎回の食費は別途頂きますがイベント参加費、お米の代金は含まれています)自然の摂理が分からないと真の健康は手に入らない、そういう想いで運営しています。1年に3-4回は自然に触れる時間をつくるための塾、ぜひこの機会にご参加ください。あなたも土の上の住人になりましょう!最期は私たち自然物は土に還ります。その練習を今からしていくのです。
同じベクトルを向いている 仲間とも出会える場になることもZEN呼吸法ジネン塾のメリットです。素敵なお友達をつくりましょう!小学生は無料、中高校生は半額です(お米は半量)。 一年に一度、春だけの募集となります。あなたのご参加、お待ちしております!
※連続してZEN呼吸法ジネン塾にご参加頂いている場合、2年目より2000円OFF,3年目以降より3000円OFFとなります。お振込みは定額でしていただきますが、現地での食費や諸経費などが掛かる場合、金額分を体内対話株式会社が負担致します。
上田の地でお待ちしております!
ジネン塾米販売について
ジネン塾米はジネン塾生のみへの販売とさせていただきます。共に汗を流した塾生のみへの販売とさせて頂いておりますので、この自然栽培、手植え、手刈り、天日干しの貴重なお米を食べられることも大きなメリットかと思います。今年は沢山収穫してお口に沢山入りますように!ジネンのパ
ワー、お米の有難さ、米を育てる、食べる、自然界に生かして頂いていることの喜びを共に味わいましょう!
コース・料金
大人(大学生以上):以下
中学生・高校生:半額
小学生以下:無料(別途必要経費のみ)
※連続してZEN呼吸法ジネン塾にご参加頂いている場合、連続3年目以降、1レッスンコースは2000円OFF、2レッスンコースはは3000円OFFとさせていただきます。ペア割、早割など他の割引との併用はできません。銀行振込にてお願い致します。